閑話休題

ブログの効能と言わば何ぞ其れ日々の由なし事の記帳に限らんや

【東大定点観測 on 11/17】

こちらで時系列変化が連続写真で見られます
東大ウェブサイトのキャンパスマップインデックス
これからは時間がある時に東大の写真を撮って時系列変化を見ていきたい.できれば正門-安田講堂前の通りを定期的に撮り続けたい.

安田講堂

イチョウはかなり色合いが変わってきた.そろそろ見頃かな.
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不忍池

正午月齢は13.6だからほぼ満月.7時頃に不忍池からスカイツリーをみると丁度月と重なって見えるのであろうか?
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不忍通りへと沈む太陽.
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気象

最高-19℃
最低-10℃
天気-晴れ
日出-6:18
日入-16:33
正午月齢-13.6

アルマジロ-感想-


アルマジロ見ました。
この映画、これまでの戦争映画のフロントラインを突破したと言ってよいのではないでしょうか。
それが特に顕著だったのは、奇襲攻撃のシーンです。もちろん戦闘シーン自体の迫力、リアリティはただただカメラマン側に脱帽という感じなのですが、それよりも衝撃だったのは戦闘後の兵士の言葉です。「俺たちのことを病気だとか狂ってるとか言う奴らがいるかもしれないが、奴らは何も知らないんだ。俺たちは正しいことをしたんだから分かる奴らが分かってくれればいい」という物言いには、フルメタルジャケットやプライベートライアンといった映画の「戦争の極限状態で狂人と化した哀れな兵士達」という戦争描写は、「安全地帯」から兵士達を描いたステロタイプな作り物に過ぎない、という思いを持たざるを得ませんでした。兵士の言葉は「ホントの戦争はそんな綺麗に図式化できない、何が正しくて正しくないかなんて誰も分からないカオスな世界なんだ」と、これまでの戦争映画に訴えているようでした。

それにしても鑑賞に体力の要求される映画ですね……

【東大定点観測 on 10/27】

こちらで時系列変化が連続写真で見られます
東大ウェブサイトのキャンパスマップインデックス
これからは時間がある時に東大の写真を撮って時系列変化を見ていきたい.できれば正門-安田講堂前の通りを定期的に撮り続けたい.

安田講堂

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昼撮影。しゃしんからはうかがいしれないが、徐々にイチョウが黄色くなってきた。これからはできるだけ頻繁に更新してその変化を映し出していきたい。

弥生講堂

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露出時間: 1
F ナンバー: 3.5
レンズ焦点距離: 18
ISO スピードレート: 200
レンズモデル: DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM

農学部正門を入って右手にあるガラス張りの建物、講演会、シンポジウム、学会などが催されている。建物は本郷通りからも見つけることができる。
東京大学弥生講堂・一条ホールは、農学部設立125周年記念事業の一環として計画されたもので、一条工務店の寄付により建設された。

構造部分である集成材をはじめ、多様な木質材料や羊毛断熱材など自然材料を用いているらしい。
詳しくはこちらを参照

気象

最高-20℃
最低-14℃
天気-晴れ
日出-5:58
日入-16:52
正午月齢-22.1
<script type="text/javascript" charset="utf-8" src="http://tenki.jp/blog/script/parts/forecast/?type=pref_16&color=1&size=large"></script>
出典: 国立天文台 天文情報センター 暦計算室, 東京の天気 - 日本気象協会 tenki.jp

東大定点観測 on 10/24 -夜景-

こちらで時系列変化が連続写真で見られます
東大ウェブサイトのキャンパスマップインデックス
これからは時間がある時に東大の写真を撮って時系列変化を見ていきたい.できれば正門-安田講堂前の通りを定期的に撮り続けたい.

安田講堂

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Exposure Time: 8
FNumber: 4
Focal Length: 20
Focal Length In 35mm Film: 30
ISO Speed Ratings: 100
Lens Model: DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM

かなり久しぶりの撮影になってしまった.故障していたデジタル一眼レフカメラα55が戻ってきたので,早速三脚を持って撮影へ行ってみた.撮影直後はかなり綺麗に取れたように感じられたが,パソコンの画面上で見直してみたら結構ぶれている.風でイチョウが動くから露出時間が長いと必然的にぶれてしまうのだろう.恐らくExposure Time: 2,ISO Speed Ratings: 400くらいにした方が良いかもしれない.
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Exposure Time: 8
FNumber: 3.5
ISO Speed Ratings: 100
Lens Model: DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM

これはラッキーショット.光の筋は自転車のライトの軌跡が映り込んだもの.
工学部1号館前のいちょうも撮ってみた.構図,色などなどいまいちな写真に…
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Exposure Time: 15
FNumber: 3.5
Focal Length: 18
ISO Speed Ratings: 100
Lens Model: DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM

気象

最高-17℃
最低-15℃
天気-曇り時々雨
日出-5:55
日入-16:55
正午月齢-19.1
<script type="text/javascript" charset="utf-8" src="http://tenki.jp/blog/script/parts/forecast/?type=pref_16&color=1&size=large"></script>
出典: 国立天文台 天文情報センター 暦計算室, 東京の天気 - 日本気象協会 tenki.jp

山歩き@日の出山

行った場所

gpsロガーを使って記録したルートは以下の通り.
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写真と行程

まずは始発で南北線に乗車.四谷で乗り換えて中央線で立川へ.そこから青梅線五日市線と乗りついで,7時に武蔵五日市に到着.西東京バスの松尾停留所で下車していよいよハイキングスタート.
まずはこんな感じの道路を5分ほど歩いて三ツ沢分岐へ.道路左側を流れているのは清瀬川という多摩川の支流.
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分岐の様子はこんな感じ.
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カキノキが実をつけている.
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分岐以降は林道を歩く.基本的には針葉樹人工林地帯を歩き続けることになる.樹種はスギ・ヒノキがほぼ同じ量混ざっている感じだろうか.
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清瀬川のほとり,水引が美しい.水引はやはり水辺に良く生える
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なぜか廃棄荷電の満載された自動車が不法投棄されていた.思わず中に人がいないか確認してしまった……f:id:ediot:20131018074644j:plain
ここからハイキングコース.といっても基本的には林道で,人工林中心の林相にも変わりはない.行きに通ったのは谷筋で,相変わらず清瀬川を左に見ながら登っていくことに.f:id:ediot:20131018075003j:plainf:id:ediot:20131018075327j:plain
日ノ出町多摩森林整備・林業推進振興地区」の看板.基本的にはハイキングコースを取り囲むようにして林班が設定されていることに気づく.人工林地帯なのはさもありなんという感じだろうか.それにしても整備された人工林は美しい.某教授は人為の加わった自然の美しさは原生自然にも負けず劣らず神々しいと言っていたが,こういう景色を見ると「その通り!」と叫びたくなる.
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人工林地帯を抜けると,皆伐された林分にでくわす.数haオーダーで皆伐されている.東京都の花粉症対策事業を使って皆伐を実施したのかもしれない.
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浸食された苗木には,施業内容を記録したピンクのリボンが巻き付けられている.
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ここが清瀬川の源流である.
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この花の名前をぼくはまだ思い出せない……マジで何だっけ
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壮観である.山頂まであとちょっと!でもツキノワグマが出るって本当だろうか.人気がない山中ではちょっと怖い.
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山頂に到着.所要時間は約1時間30分.速い人なら1時間はかからないであろう.
天気は曇り気味だったが,狭山湖西武ドームがよく見える.あとは辛うじてスカイツリーも見える.晴天であれば横浜から東京都心房総半島まで,関東平野を眼下に収めることが出来そうだ.
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これはマユミかな.自信はないが.こんな実をつけていたような気がする.
帰りはもう一方の尾根筋を降りていくコースで下山.こちらも人工林である.道は未舗装でちょっと登山っぽい気分を味わうことが出来る.でも基本的に広葉樹は殆ど存在しない.あってもクヌギコナラといった二次林の樹種がわずかに見られるばかり.そういう意味では多様性には乏しいかもしれない.
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シキミかな?
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光沢分岐まで戻った時,次のバスまでは1時間ほどあったので松尾には戻らず,つるつる温泉なる施設へ.午後に用事があったので1時間しかいられなかったが,温泉だけでなく食堂も寝転がれる座敷もあるので,温泉→ご飯→昼寝などという至福の時間を過ごすことも可能.
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総括

久しぶりに山に登ったが,なかなか楽しかった.今回は超ビギナーコースだったので,次回はきちんと地図を用意し,御岳山から檜原の方へと尾根伝いに歩いてみたい.

映画感想:そして父になる

基本情報

監督:是枝裕和
出演:福山雅治,尾野真千子真木よう子リリー・フランキー,二宮慶多,黄升げん,風吹ジュン
國村隼樹木希林夏八木勲中村ゆりピエール瀧田中哲司井浦新
公開年:2013年

感想

「負けたことのない奴って本当に人の気持ちが分からないんだな.」
劇中に出てくるこの台詞が,この映画の肝を簡潔に説明している.
 考えうる限り一番良い選択肢を選択することが最良とは限らない.ろくでもない選択肢と分かっていても選択せざるを得ない場合もあるだろう.そんな自分の力ではどうにもならない現実を受け入れることが,人生における成長なのであり父になるということなのである.この映画はそんなテーゼを示していると感じた.
 建設会社に勤めるエリートの良多は,決して結果に対して妥協することなく,常に最高の結果を求め,それを獲得し続けてきた男である.実の息子だと思っていた慶多が実は病院の不手際による新生児取り違えで自分たちのもとにやってきた赤の他人の斎木夫妻(リリーフランキー真木よう子夫妻)の子供であると知る.
 最初は出来るだけ速く子供達を”交換”しようとしていた良多だったが,徐々に二人ともこちらに引き取ろうとするようになる.その旨を伝えた際に出た斎木雄大の言葉が言葉が冒頭の言葉である.
 結局はお互いの子供を交換することに落ち着くが,慶多が斎木家に良く懐く一方で,斎木家からやってきた琉晴はいっこうに懐かない.良多は悩む.何故上手く行かないのか?琉晴都の関係に悩み試行錯誤を繰り返す中で徐々に,良多は「かくあるべき」ということを子供に押し付けるのではなく,子供の気持ちを考え,子供の気持ちに寄り添ってやることが大切だと気づいたのではないか.その思いは「昔の子供」慶多への接し方に対する反省を生んだ.
 映画のラストシーン,もう自分の子供では亡くなった慶多に対して,良多は慶多が自分に対してしてくれた些細なことに対する感謝を述べ,詫び続ける.それが慶多に受け入れられたかは判然としない.その後琉晴が懐いたかも分からない.物語はハッピーエンドともバットエンドともつかない形で閉じられている.しかし一つだけいえることは,良多が一連の出来事を通して,正しい「そうあるべき」主張を押し通すことは必ずしも正義ではなく,相手や状況によってはそれとは違った選択肢を受け入れることも必要だと言うことを学んだと言うことである.そしてそれこそが「父になる」の意味である,ということがこの映画のタイトルには込められているのではないだろうか?

【東大定点観測 on 10/2】

こちらで時系列変化が連続写真で見られます東大ウェブサイトのキャンパスマップインデックス
これからは時間がある時に東大の写真を撮って時系列変化を見ていきたい.できれば正門-安田講堂前の通りを定期的に撮り続けたい.

安田講堂

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昼撮影.雨上がりで蒸し暑かった.

気象

最高-26℃
最低-21℃
天気-雨のち曇り
日出-5:36
日入-17:24
正午月齢-26.6
<script type="text/javascript" charset="utf-8" src="http://tenki.jp/blog/script/parts/forecast/?type=pref_16&color=1&size=large"></script>
出典: 国立天文台 天文情報センター 暦計算室, 東京の天気 - 日本気象協会 tenki.jp