閑話休題

ブログの効能と言わば何ぞ其れ日々の由なし事の記帳に限らんや

ネタバレなし映画感想:ペルシャ猫を誰も知らない -実在に基づいたフィクションでありドキュメンタリー-

映画が撮られているという事実に平伏

f:id:ediot:20140912113400j:plain
映画を見れば明らかですが、イランではヨーロッパ的な色彩の強い音楽や映画等の表現にたいする当局の規制がかなり厳しいのが現状。

それもこの映画のように政府の方針を批判するような映画であれば撮影許可がでないのは当たり前で、インタビューによればゴバディ監督は無許可で撮影を敢行したそうです。撮影が発覚し当局に拘束されればどれだけの処罰を受けるかわかりません。そんな状況でこの映画を撮り切り、世界中の映画館で公開されるところまでこぎ着けたこと自体に、日本やアメリカで作った映画では決して持ち得ないような大きな意義があると思います。

 内容面では中盤が退屈であるとかラストシーンが唐突であるとか批判的な意見もありますが、この映画を見れば作り手の「なんとしてもイランのミュージシャンや映画人がおかれている状況を世界の人に知らせたい」という熱い思いが伝わってくることは間違いないです。

見に行って損はない映画だと思います。

あらすじ

f:id:ediot:20140912113411j:plain
酔っぱらった馬の時間」「亀も空を飛ぶ」などで国際的に高い評価を受けたイランのバフマン・ゴバディ監督が、テヘランアンダーグラウンド・ミュージック界を題材に、17日間に渡る無許可ゲリラ撮影を敢行して撮りあげた青春群像劇。西洋的な文化が厳しく規制されているイランで、当局の目をかいくぐってバンド活動に熱中する若者たちの姿をリアルに描く。第62回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で特別賞を受賞した。
ペルシャ猫を誰も知らない : 作品情報 - 映画.comより引用

基本情報

監督:バフマン・ゴバディ
出演:ネガル・シャガギ,アシュカン・クーシャンネジャード ほか
上映時間:106分