閑話休題

ブログの効能と言わば何ぞ其れ日々の由なし事の記帳に限らんや

東大定点観測 on 8/29 -合格通り-

こちらで時系列変化が連続写真で見られます
東大ウェブサイトのキャンパスマップインデックス
これからは時間がある時に東大の写真を撮って時系列変化を見ていきたい.できれば正門-安田講堂前の通りを定期的に撮り続けたい.

安田講堂

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昼前に撮影

格通

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医学部1号館前-文学部3号館下を結ぶ通り.この通りの三四郎池側で入学試験の合格発表が行われるので,上記のような名前が付けられている.空を覆っているのは立派なケヤキである.ケヤキは「ほうき状」などと形容される樹形を持っていて,上部に至るほど枝がアーチを描いて湾曲する.これが天然のアーケードのようになっていてケヤキ並木特有の景観を生み出している.今日は風が強く,ケヤキの枯れ葉が舞い散っていた.秋は存外近くに来ているのやも知れない.

合格発表は3年間休止

しかし来年以降はしばらく合格発表が行われなくなるらしい.
朝日新聞デジタル:東大合格しても胴上げできない? 掲示発表、工事で中止 - 社会
東大の合格掲示、来春から一時中止 風物詩の胴上げ見られず - MSN産経ニュース
なくなること自体は別にたいした事じゃないのだが,サークルの中には痛手を受けるところもあるのではないか.
 合格発表直後,合格者は直ぐに生協加入の手続きをして水色(東大のシンボルカラー)の紙袋を受け取る.つまり誰が合格者かは一目瞭然なのである.サークル勧誘に来ている大学生(≠東大生)は,この紙袋を持った新東大生に片っ端から声をかけていく.
「テニス興味ありませんか?」
「私達〓〓っていうサークルなんですけど」
とか勧誘して,連絡先を抑えておく.で,新歓期にイベントの連絡を回す.自分は現役の時に不合格を確認しとぼとぼと本郷三丁目に向かって歩いている中で,合格した連中が勧誘されているのがとても不愉快だったので,一浪して合格した後は,あえて紙袋を貰わず,一目散に赤門を出たのを覚えている.(より正確に言えば,飯田橋の銀嶺ホールでやっていたグラントリノとレスラーという奇跡の2本立ての時間に間に合わなさそうだったからなのだが……(笑))

閑話休題(それはさておき),サークル勧誘である.サークルにとって,合格発表時の勧誘は一番最初の接触機会であり,サークルの人数を大きく左右することになる.近年は4月初旬の入学関係書手続き後のサークル勧誘に対する制限もきつくなっていて,サークルにとっては冬の時代と言えるかもしれない.

p.s.

「大学生(≠東大生)」などと変な表記をしたのは,勧誘をする人たちは半数近くがインカレサークルの他大生(特に女子学生)だからである.合格者達が彼女達から勧誘を受けて「東大の女子ってこんな可愛いんだ!」という淡い夢を抱いたまま4月に現実を知ると言うのはもはやお決まりのパタ―ン.