指数関数的増殖との違い
マルサス的増殖率は個体平均出生率bと個体平均死亡率dを定数とみなすので,瞬間的増殖率
はb>dならば,単調増加して∞に増殖し,b
b&dはN(t)の関数
そこでロジスティック式では,個体平均出生率bを
個体平均死亡率dを
とおきb&dを個体数N(t)の減少(増加)関数にしている.このような仮定のもとでは,
を満たすようなn(t*)=Kが存在する.Kは環境容量(carrying capacity)と呼ばれる.
参考文献
河田幸視 (2008) 『生物資源の経済学入門』,教育出版,pp. 60-66.