閑話休題

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MLB:OPSで統一的にチーム力を計ってみたら……その2

まくら

かなり時間が空いてしまったが,opsを使ったチーム力の分析の続きを書いていく.
前回の記事

DATA ANALYSIS

まずは前掲のデータから


上のグラフはアメリカンリーグの15球団のops-被opsを横軸に,勝率を縦軸にプロットしたもの.決定係数は0.7816とそれなりに精度が高くなっている.またops-被ops=0の時,勝率理論値は0.4989となっているのも使い勝手が良い.このデータを使えば,理論値以上の成績を残しているチーム(NYY, Kansas City)は実力以上の結果を残していると言う事ができる.一方理論値以下の成績に留まっているチーム(Detroit, Chicago)はポテンシャルを発揮しきれていないチームである.
やはりカンザスシティヤンキースは頑張っている,いわゆる番狂わせを演じているチームと言う事ができる.Detroitは中地区一位で十分な結果を残しているように見えるが,もっと頑張れる,勝率でリーグリーダーになっているべきチームなのだ.

このという値は,opsという一つの基準に基づいてチーム力を簡単にしかもかなりの勝率との相関度でもって計測できると言う点で魅力的である.今後も定期的にこの数字を更新していきたい.




いや〜それにしても更新が遅れてデータが古くなってしまっている事が悔やまれる.